「わぉ!英語ってそうやって習ったらいいのか!!」シリーズ

Chapter 1.

2020年から学習指導要綱が変わり、小学、中学生の英語の授業の目標は、英語を話す、聞く、読む、書くができる様になる、「より具体的な、身近な事柄についてコミュニケーションを取れるようにする」ということが挙げられています。

 

要するに、「単語や文法を覚える」だけではなく、「実際に使えるようにする」こと。

そのために、今までは高校で習っていた文法、「原形不定詞」「現在完了進行形」「仮定法」「感嘆文」などの文法が前倒しになり、中学校で学習することになるのです。

 

英語が苦手だという方には、「えー!」「なになに、それ?」って感じじゃないでしょうか。

 

それじゃぁ、すでにそれを習っている高校生は英語を使えるのでしょうか?

 

もちろん、昔に比べて話す聴くができる子は増えましたし、普段しゃべっていなくても努力したら何とか使える子が増えました。

 

でも、もっと増えてもいいんじゃない?って思います。

 

だけど、この間わかりました。これだけ勉強しているのに、何故英語を使いこなせないのか、簡単な会話がすっと出てこないのか。

 

わかりましたって言っても、それはもうずっと昔から言われていることで、私が発見したことではないのですが、実感したって言うか、そういうことか!って私の脳はぶちのめされたって感じでした。

 

英語を教えている先生(学校とか塾とか)が、どれくらい英語を日常で話しているのだろか?と疑問に思ったのです。

単なる日常会話ではなく、英語で自分の意見を伝えてディスカッションして相手に自分の考えを理解してもらおうとしたり、相手の言うことを理解しようとしているのだろうか?

 

そもそも、なんで英語を日本語の語順に置き換えてきちんとした日本語文にしないといけないのか?通訳者として英語を日本語で伝えるとか、翻訳者として日本語の文章にしなければいけないとか、そういうレベルの英語学習者ではないのに、何故いまだにそんな教え方をするのか?

 

おまけに、教科書を声に出して読むのは中学では授業の最初に、先生が“Repeat after me!” といった後、先生の後について音読するのみと聞きました。

宿題では、単語を覚えてくるようにといったものがあっても、音読10回なんていうのはないみたいです。小学校では、国語の宿題に本読みって言うのがあるのにね。

 

やっぱりなぁ。それじゃぁ、知識があっても英語が口をついて出てくるのは難しいでしょう。

 

なんか、ムズムズします。それじゃ、だめでしょう!って言いたい。

 

実は、中学生の生徒さんの一人が学校と塾との影響で、英語力が後退しているのに気が付いて、「これじゃあ、いけない!」ってことで、すぐに軌道修正に入りました。

幸い早く気が付いたので、なんとか元の状態に戻りましたが。やれやれ。。。

もっと英語が使える様になるためのPractice(練習)をやりましょうよ!

英語は勉強じゃありません、練習です。練習あるのみ!

 

英語はコツを覚えればうまく使いこなせることを早く気づいてほしいです。

これは大人も同じです。

あっ、でも、気づいたからと言ってどこかのCMのように1ヶ月で話せるようになりますって言うわけじゃないですからね。Practice, practice! (れんしゅう、れんしゅう!)

具体的な練習の仕方を、これからシリーズで書いていきますね。

by Mayumi

  Mayumi Watase

プロフィール (資)Studio Avanti 代表 英語講師「英語を教えるプロ」 

 中学2年生の時、夏休みの間カナダのバンクーバーの夏季研修に参加。参加初日に受けたインタビューでは、名前と年齢、出身に関する質問しかわからず、レベルDクラス(最低レベルクラスです)に入ったものの、チューター(担任)のMrs.Jonesが大好きで、午前中の授業と午後のアクティビティの時にいつもそばにいてコミュニケーションを取っていたら、1ヶ月で日常会話ができる様になった。その時の経験を活かした、生徒さんの「英語を使えるようになりたいという希望を叶える」パーソナルトレーナー。英語を教えるプロです。

 

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